8/22 城北中について考えてみた
昨日、城北中のオンライン説明会の流れで、同校について更に分析してみました。
まずは昨年(20年)の入試実績です。
同校の19年→20年の結果偏差値を見ると、2/1の四谷大塚結果80偏差値は+3でY57に、2/2は+2でY58、2/4は+1でY59と、いずれの回も難化(特に第1回は激しく難化)しています。
過去の傾向を見ても、難化の翌年はその反動で若干の揺り戻しがあるのが一般的なので、 21年入試は若干落ち着くのでは…?と予想はしていますが、人気は継続するでしょう。
上記表を見ていくと、それでも2/1はまだチャンスあり!というのは間違いないのですが、意外と2/2もねらい目です。(募集人数も多く実質倍率が下がる)
ちなみに同じ条件で他の男子進学校と比較してみると一目瞭然です。
四谷大塚では志望校選定において
第1志望(多くの場合2/1)は50偏差値、併願校は80偏差値を参考に
と言っています。(50偏差値は80偏差値から概ね▼3~4pt.)
そうなると、2/1→2/2で80偏差値が+3~5pt.も変わる学校(本郷、桐朋、攻玉社、巣鴨)は、2/1と2/2では実質+7~9pt.くらい持ち偏差値が違う母集団と戦うことになり、もはや別次元と言えます。
このあたりの学校をねらうご家庭は、2/1残念だった場合、2/2どうするか…非常に悩ましいですね。
このとき、「城北のほうが偏差値低いから、倍率低そうだから」という理由で2/2城北受験は非常に危険と言えます。
◆城北中の複数回受験優遇について
なぜ危険なのか。
それは城北には複数回受験優遇があり、2/1受験組が残念で2/2にリベンジ受験した熱望組には合格最低点にギリ届かなかったときに下駄を履かせてくれるためです。
実際に何点加算してくれるのかは不明ですが、先のオンライン説明会でもこれについては明言されていました。(2/2だけでなく、2/4も同様)
1点2点で合否が分かれるボーダーゾーン受験者にとって、この措置は圧倒的です。
城北熱望者には圧倒的に有利に働き、逆に言えば2/1に城北を受験しない2/2のボーダーゾーン併願者には結果偏差値では見えない厳しい戦いになるわけです。
さらに推測すれば、もしかすると『持ち偏差値はそれほど高くないが複数回受験優遇でリベンジ合格を果たした生徒が相当数いるため、結果偏差値がそこまで上がっていない』のかもしれません。
ということで、まとめると、
- 城北熱望者は「2/1残念だったとしても2/2は迷わず再挑戦」の一択
- 2/1に他校を受験する場合「2/2城北は見た目偏差値以上に厳しい戦い」を覚悟
となります。
と、まぁ、ぐだぐだ書いてきましたが、今回の分析によりわが家が城北中を受けるパターンもだいぶ絞られてきました。
あとは過去問との相性。
9月になったらまだ買えていない過去問を買い揃えて、志望校対策準備を始めたいと思います。