いくぜ〇〇中!わが家の中学受験 in 2021(弟 編)

小3.11月にSAPIX入塾するも半年でAコース陥落。小4.6月に四谷大塚に転塾するも半年で偏差値35まで陥落。どん底から這い上がり、2021年首都圏中学入試逆転合格はあるのか?!次男(テツ君)に父が伴走する現在進行形ダイアリー。

6/24 兄ケイの受験を振り返り。

 

ブログコメントに、ケイの通っているK中学についてのご質問を頂きましたので、今日は兄ケイの受験について書きます。

ご参考になれば幸いです。

 

兄ケイは現在Y63のK中学に通っています。

が、中学受験勉強を開始した小5夏の段階では、父の熱望校は(温泉や漬物で表現される)某S中学(Y60)でした。

小5の9月時点、ケイの偏差値的にはY40台前半。

Y63などもってのほかで、Y60もとても手が届きそうにない憧れでした。

 

その後、ペースを掴んだこと、父の家庭学習マネジメントが機能し始めたことなどから、偏差値は徐々に上がっていきましたが、S中学もK中学も依然として超チャレンジ校でした。

 

6年の4月、早稲アカのNN模試(W中)も連続で不合格となるなか、四谷大塚の学校別対策コース選抜テストで、K中学コースとW中学コースに奇跡の合格を果たします。

そこから、K中学を(仮の)第一志望と置いて、学習を進めました。

 

8月、K中学のオープンスクールがあり、ケイはその雰囲気が気に入ったのか、自らの意思でK中学を第一志望とすることにしました。

しかし偏差値的にはまだまだ大きな乖離があり、いわゆる「下剋上受験」の状況が続きます。

 

秋以降、四谷大塚の学校別コースでは常に最下位争い。

自宅で取り組む過去問も合格最低点には全く届かない日が続きます。

合不合の偏差値も乱高下を繰り返しますが、最高でもY60であり、合格可能性は60%程度でした。

 

ここで父は、模試の偏差値を上げることを目標とはせず、志望校対策を徹底することにしました。

過去問については、6校分購入しましたが、併願校に関しては過去3~4年分×1回のみ。(結局受験しなかった学校もあり)

しかし、本命のK中学と父熱望のS中学については徹底的にやりました。(過去5年分×2回分+直近2年分×2回分は直前にもう一周)

 

 

過去問はその学校からのメッセージとはよく言ったもので、学校毎に特色が出ます。

K中学は国語の読解難易度が極めて高いこと、そして社会の長文記述は独特な対策が必要です。

ケイは国語と社会が大の不得手であり、K中学に合格するためにはこの2科目の克服が不可欠でした。

 

国語は塾の教材以外にも読解力UPのための教材を買って対策をしていきましたが、今振り返ればもっと「音読・多読」をすべきだったかなと思います。

わが家(というか父)は音読をなめてました。*1

わが家ではできませんでしたが、音読した後、ストーリーについて親子で話し合う、というのが理解度を深めることに役立つだろうと思います。

 

社会については、K中学の場合、はっきり言って「知識を知っていること」はそれほど重要ではありません。

一応、サピックスのコアプラスを買って、基礎的な用語の習得は図りましたが、そのくらいで十分です。

K中学の社会で何よりも大事なのは、情報の読み取り力です。

地図や図表、文章が何を示しているのかを読み取り、そこに自分の主観や意見を加えずに、読み取った情報をそのまま記述する、ことが求められます。

この、「自分の主観や意見を加えずに」というのが、ケイ的にはかなり追い風になりました。もしこれが「あなたの意見を書きなさい」だったならば、完全に手詰まりだったと思われます。

自分の意見を書かずに済むのであれば、あとはテクニックさえ身につければ勝負できます。

社会の週テスト偏差値は、5年Bコースで驚愕の偏差値17、6年Cコースで驚愕の偏差値19を叩き出したケイですが、恐らくK中学の入試では平均点は獲れただろうなと思います。

 

以上から、わが家的K中学攻略のポイントは、

 

  • 何よりも過去問の徹底
  • 国語の選択問題は大人でも間違えるレベル⇒とにかく音読多読+親子で議論
  • 社会は持論を振りかざす必要なし。図表を読んでまとめる力

の3点になります。

(算数と理科はもともと合格者平均を超過していたので、わが家的には特別な対策はしていません…)

 

 

以上、これからK中学を目指される方に少しでも参考になればと思い、記事にしました。

 

実際に、K中学に通い始めて3カ月、今どんな感じなのか、については、また改めて記事を書きたいと思います。

 

 

 

*1:なので、今テツには毎日音読させてます