4/14 サピックスに向いているご家庭
わが家の兄ケイは小5の夏期講習から四谷大塚に通い始めました。
通塾開始時偏差値はY43。
そこから、父の全面的なサポートによって最終的にY63の第一志望校に合格。
1年半で偏差値20UPは下剋上と言っても良いでしょう。
今思えば、これは四谷大塚の教材やシステムとわが家(というか父)の学習支援戦略がぴたっと一致したからこそ成し得たミラクルだったと思います。
(もちろん先生方との相性もあったと思います)
父も初めての中学受験でしたので、どう支援したらいいか、手探りでしたが、
予習シリーズの基本問題⇒授業⇒予習シリーズの練習問題(時に発展問題)⇒演習問題集⇒週テスト問題集⇒週テスト⇒週テストの復習・・・
という標準サイクルは以下大きく3つの利点がありました。
- 目の前に全ての教材が揃っており、実際にそれを見ながら計画を立てられる
- by weeklyで結果が出て、苦手分野・弱点分野がすぐにわかる
- 長期休暇などイレギュラーな時も、簡単に過去に遡って弱点分野を集中的に補強できる
わが家の場合、父は基本的には平日子ども達と会える時間に帰宅することは難しく、家庭学習の状況は壁に貼り出している学習予定表の項目チェック(やった項目にマーカーで線を引く)を確認してチェックする方式です。
そして、週末に翌週の学習予定表を作成し、また壁に貼り出す、ということをやっています。
母は週3でパートがありますが、基本的に子どもたちが学校に行っている間なので、本来であれば、家庭学習チェック(実際にやっているところの確認)ができる環境にありますが、やりません。(出来ないんですね…)
これはもう仕方ありませんので、既に期待していないところ。
兄ケイの時にいろいろありましたので、わが家は父が全部見る、と決めたのです。
兄ケイは通塾開始が遅く、かなり本人にも負荷をかけてしまったため、弟テツは新4年2月からの通塾と万全の態勢。
そして、首都圏では中学受験実績ダントツNo1のサピックスに通塾。
入塾テストも何とか合格したので、父支援のもと、何とか兄ケイと同じ学校目指して頑張れ!と考えていました。
しかし、サピックスのシステムは、四谷大塚通塾時に確立したスタイルと全く異なり、父支援が機能していません。(←いまココ)
そしてタイトルの中身に移ります。
サピックスに通い始めて2カ月。
父が感じたサピックスに向いている家庭の条件です。
3つあります。
- 親の関与がなくても、子ども本人が家庭学習計画をプランニングし、自ら学習を進められるご家庭*1
- 親がサピックスの教材をくまなくチェックし、いつ・何を・どの順番で自宅学習するか計画を立てるとともに、その実施状況もきちんとフォローできるご家庭*2
- 2を親に代わって家庭教師や個別塾などを活用することができる財力のあるご家庭*3
わが家もサピックスに通わせようと考えてから、いろいろと調べました。
復習中心だとか、課題の量が半端ないとか、わかっていましたが、聞くのと実際にやるのとではやはり大きな違いがありますね。
2人目だし、勝手はわかってるから大丈夫だろ、と思っていましたが、甘かった。
なんせ、2ができないのです。
上述のとおり、わが家は週末にまとめて計画を立てるのですが、サピの授業は水・金。
土曜に計画を立てていたのでは、水曜授業分の復習は実質4日間しかありません。
ここに出張などが絡んでくるわけです。
四谷のように教材が手元に全部揃っていれば、by dayでやることを決められますので、2週間先も3週間先の予定も一気に立てることができます。
が、サピの教材はその日にならないと配られない。
なので、例えば水曜日の夜、帰宅した子どもの塾カバンから教材をすべて取り出し、出来たところ、出来ていないところをチェックし、翌水曜の授業までの間にやるべき課題をdailyで立ててやる。それを金曜日の夜もやる。
それを毎回毎回通塾日のあとに欠かさずやり、溜まった教材はファイリング(マンスリーとかで復習しなければいけないから)。
でも、皆さんこれやってるんですよね…?
う~ん…。
「無理だ」という言葉は嫌いなのですが、やっぱり父にはちょっと出来そうにありません。
次の記事に続きます。